看護師から一般企業へ転職する3つのメリット。企業で働いた本音

高校から看護学校へ進学し、看護師の資格を取得したあと病院に勤務すると、なかなか一般企業で働く機会がありません。この記事では、医療機関や介護施設で看護職として働いていた私が、一般企業で働いた経験を基に、違いやメリットを紹介します。

この記事では看護師として医療機関や介護施設で働いている方が、一般企業へ転職した場合の働くメリットがわかります。

この記事は看護師ライターが執筆しています。

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目次

約550床の総合病院の男性看護部長と面談。看護師としての働き方の話

本題に入る前に、総合病院の看護部長と看護師の働き方について面談したことがあるのでその時の話をします。

2年ほど前の話ですが、介護施設の提案営業で、私が昔総合病院で働いていた頃の看護部長(男性)と面談する機会がありました。現在その看護部長は、住宅型有料老人ホームの会社を立ち上げて社長をしていました。

面談で看護部長の話を聞くと、男性看護師のほとんどが、40代を過ぎると居なくなると言っていました。理由としては、給与面と、肉体労働の職場だから長くは働かないとのことです。看護部長の話から男性看護師は、将来的に看護職以外の仕事を選ぶことが多いと言われました。

男性看護師に限らず、医療システム開発会社で働いていた頃、女性看護師も一般企業で働いている方を何人か知り合うことができました。

ここでは、看護師資格・経験を活かして働ける一般企業の種類と一般企業で働くメリット・デメリットを紹介するため、ぜひ参考にしてください。

メリット1:土日祝日が休み。年間休日が120日以上の企業が多い

看護師だった私が、医療法人や社会福祉法人から一般企業に転職して、すぐに感じたのは休みの多さでした。

病院や介護施設で、看護師として働いていたころは、シフト制で、土日祝日は交代で勤務でした。

病院や介護施設では、患者や入居者がいます。そのため、職員全員が同時に土日祝日を休むことができません。シフト制で交代で休んでいました。もちろん年末年始も例外ではなく、看護師の新人の頃は、新人が年末年始に働くのは暗黙の了解で、年越し夜勤などしていました。

新人の頃の年末年始の病院勤務は7連勤。15年以上経った今でも忘れもしない地獄の勤務表。

このような働き方をしていましたが、一般企業での勤務は(1月5日が土曜日の場合)

看護師時代の地獄の7連勤が真逆の7連休です。

夜勤も無く、休みも多い。これだけでも看護師を辞めて良かったなと感じます。

メリット2:給料が高い

医療法人や社会福祉法人の給与明細は勤務から一般企業へ転職して4年ほど経つので残っておりません。

その為、詳細のみお伝えします。東証プライムやベンチャー企業の明細は残っていますので公開します。

医療法人(総合病院)での給与明細

看護師時代。新人の頃の給与は、夜勤に4回ほど入って総支給額で23万円前後でした・・・

基本給:165,000円

資格手当:10,000円

夜勤手当:準夜勤5,000円、深夜勤9,000円で入明で14,000円

こんな感じです。

基本給や夜勤手当は、病院によって違うとは思いますが私の新人の頃の給与はこんな感じでした。

社会福祉法人での給与明細

特別養護老人ホーム(パート勤務)

時給:1,450円 1日8時間×20日

=232,000円

オンコール手当:1回1,000円×15回=15,000円

247,000円。

交通費1日1,000円×20日=20,000円

合計267,000円

※時給が高めですが、給与交渉をしています。

方法は別の記事で解説します。

医療法人運営・社会福祉法人事務長代理

看護師からクリニックの開業コンサルをきっかけに、医療法人や社会福祉法人の運営方面の転職ができる様になりました。

基本給:250,000円

職務手当:50,000円

合計:300,000円

東証プライムハウスメーカー

東証プライムのハウスメーカーです。年商600億円越えの大企業で働いていました。

仕事内容は、クリニックや介護施設の提案営業です。

給与はこんな感じです。

総支給額:401,710円

年収は源泉徴収で530万円ほどでした。

システム開発会社

医療機関向けのシステム開発会社で、創業10年くらいのベンチャー企業です。

仕事内容は、病院へのシステム営業です。

総支給額:411,370円

メリット3:サービス残業がない

医療法人や社会福祉法人で働いていた頃は、サービス残業は当たり前。研修なども残業手当などはありませんでした。

しかし、私が勤務した東証プライムのハウスメーカーは、残業代は必ず支給してくれていました。システム開発会社では、残業がほとんどありませんでした。

働き方は、看護師の時よりはるかに優遇されていると感じました。

看護師の経験や資格が活かせる一般企業はどんなところ?

看護師の経験や資格が活かせる勤務先は、病院などの医療機関や介護施設だけではありません。

看護師の経験を軸に転職を考えて、転職サイトをリサーチしてみると、私が勤めていた、クリニックや介護施設を提案する営業として、建築会社やハウスメーカー、医療機器メーカーや医療システム開発会社。オムツなどの資材を販売する医療商社、看護師の転職サイトのキャリアコンサルタントなど様々です。

また、私の義理の妹は保健師の資格を持っている為、産業保健師をしていました。

また、製薬会社や治験関連の企業からの募集も見られます。

看護師を欲しがる企業の募集はタイミング。一般企業へ転職するために転職サイトに登録しておこう

転職はタイミングです。

看護師を欲しがる企業は割といますが、募集がかかるのはタイミングがあります。

ボーナスが出た後に退職者が出ることが多いので、そのタイミングで募集がかかったり

一般企業で働く看護師の資格をもつ方は少ないので、その方の退職のタイミングで募集がかかったりと状況は様々です。

今すぐの転職を考えていなくても、登録だけして条件が良い企業が出た時にすぐに動けるように情報収集をしておくことは大切です。

私が使っている転職サイト

ナースパワー

実際に私が使っている転職サイトです。

まずは、ナースパワー です。

前回、こちらの転職サイトを使いました。

病院や介護施設は勿論、一般企業も紹介いただけました。

私が紹介してもらったのは、上場企業のユニ・チャームです。

応募条件は、40歳未満。

看護師の病棟での実務経験や介護施設での実務経験を問われます。

担当の方もとても親切で、丁寧に助言いただけました。

ナースパワーからは、5名内定しているそうです。

ユニ・チャームの他にも、看護師の資格を必要とする一般企業の取り扱いがあるので、無料ですので登録しておくといいでしょう。

dodo

次に紹介するのは、一般企業の取り扱いが多いdoda です。

上場企業の取り扱いも多いため、登録して検索してみると医療を軸に転職できそうな会社も多いため、参考になります。

転職サイトへの登録は無料なので、登録して求人を見てみると意外な気づきがあり勉強になります。

是非登録してみてください。

ちなみに、看護師から一般企業へ転職しやすい業種について知りたい場合はこちらを参考にしてください▼

ナースプラス
看護師が転職しやすい業種はなに?実際の転職活動経験を基に本音で解説 | ナースプラス 病院での勤務を続けていると、こんな悩みを考えたことはありませんか?「夜勤のあるこの仕事いつまで続けられるだろう」や「厳しい人間関係で看護師を続けるのがつらい」な...
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この記事を書いた人

監修:ちひろ
2003年准看護師免許取得。透析室、回復期リハ、療養型病棟、特別養護老人ホームなどの看護職、事務長として日帰り手術クリニックの開業支援などを経験。その後、病院や社会福祉法人の法人運営へフィールドを移す。病院の運営として定着率や離職率の分析などの人事的な動きや特養などの予算作成などを経験。スキルを基に、東証一部上場企業(東証プライム)や医療システム会社などに転職。
趣味は転職。
病院から介護施設、一般企業も含めて転職回数は10回以上です。
1回の転職で10社くらいの面接を受けるため、面接は100回くらい受けています。

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