看護師が転職しやすい業種はなに?実際の転職活動経験を基に本音で解説

病院での勤務を続けていると、こんな悩みを考えたことはありませんか?「夜勤のあるこの仕事いつまで続けられるだろう」や「厳しい人間関係で看護師を続けるのがつらい」など、当時現場で働いていた私だけではなく、皆さんも一度は考えたことがあると思います。

この記事では、医療機関や介護施設で看護職として働いていた私が、一般企業の転職活動の経験を基に、内定を取りやすい業種を紹介します。

この記事では、私の経験を基に看護師が実際に一般企業へ転職活動をしたときに、内定が取れやすい業種を紹介します。

この記事は看護師ライターが執筆しています。

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ちなみに、看護師から一般企業へ転職するメリットを知りたい場合はこちらを参考にしてください▼

ナースプラス
看護師から一般企業へ転職する3つのメリット。企業で働いた本音 | ナースプラス 高校から看護学校へ進学し、看護師の資格を取得した後病院に勤務すると、なかなか一般企業で働く機会がありません。この記事では、医療機関や介護施設で看護職として働いて...
目次

看護師の実務経験を求めている会社は意外とある。Indeed(インディード)から一例

一般企業の転職サイトの求人票で看護師で検索すると、一般企業でも看護師を募集している会社はあります。

2022年12月現在。Indeed(インディード)軽く調べてみたのですが、看護師資格保持者を募集する企業が出てきたので例として紹介します。

※一例です。こんな職種があるんだなくらいの参考程度にしてください。

看護師のキャリアアドバイザー(医療系人材紹介会社

オペレーター(コールセンター)

治験コーディネーター

産業保健師(看護師資格)

医療機器メーカー

職種別、実際に面接を受けたり働いている方に話を聞いた内容

転職が趣味。と自負するだけあって様々な業界の面接を受けた私。

年収とライフスタイルの向上を目指して、軸ずらし転職がどこまでできるか考えていた時期がありました。

※軸ずらし転職とは、例えば医療を軸に【医療×IT】や【医療×不動産】などで医療に関連しているけど別の業界に転職するというイメージです。軸ずらし転職をした場合のキャリアアップとしての例ですが、

医療×IT→次の転職でITの経験を基軸に転職→IT企業のサイボウズやサイバーエージェントなどに転職するというイメージです。何回かの転職を軸にゴールへ向かって転職していきます。

看護師のキャリアアドバイザー(医療系人材紹介会社

こちらは、3社面接をしました。採用後の面談者が看護師というだけあって、同じ業界の人間で属性も同じですので書類選考自体はスムーズに通過します。事業所などでの採用経験があると面接までのスケジュールがかなり早い印象です。私は面接した3社とも内定が取れました。

看護師向け人材紹介会社の特徴

業界を知る前は、キャリアアドバイザーは、看護師の悩みを聞いて、その方が希望する診療科の病院やクリニックを紹介するというイメージでした。ネットから看護師の応募があり次々に面談していく、転職カウンセラー的なイメージが強かったのですが、実際は違います。

転職エージェントに興味があって時間があれば、ご覧いただきたいのですが、動画のポイントをかいつまんで説明しますと、

キャリアアドバイザーはゴリゴリの営業です。

ワークポートに限らず、何件成約(紹介した看護師が何名採用されたか)したかや、月に何名内定させるなどのノルマもあります。

多くの転職会社は、看護師の面談だけでなく、看護師を紹介する先の病院の人事課への営業などもあります。

給与に関しても、基本給は高くなく、成約数を稼ぐことで歩合やインセンティブをつけて稼ぐイメージです。

このような理由により内定を辞退しています。

【メリット】

・キャリアスキルとして面談スキルが付くため、事業会社の人事の仕事をしたい場合は経験することにより近道となる。

【デメリット】

・基本給が低く、体育会系で歩合やインセンティブをつけないと低賃金。

医療商材専門商社

私が医療のシステム会社で働いていた頃に、協業で知り合った医療商材専門商社で看護師資格保持の方の話を聞くことができました。

その時の内容です。

その方は、外資系の医療商材の商社で働く方でした。

正看護師の資格保持で、看護師時代の専門領域は、循環器とのことでした。

学会への発表もされている方で、同じ看護職としてもこの方は専門性が高いなと感じました。年齢は30歳くらいで、20代後半で転職されています。

名刺は営業になっていたので、実際に看護師でどんな営業をしているのか聞いてみると、営業はほとんどしていないとのことでした。医療商材の新しい製品が出たときに、医師や看護師を集めて、商品説明会をするのが仕事とのことです。

年収は500万くらいです。

【メリット】

・夜勤がなく土日祝日が休み。

・給与も割と高い

【デメリット】

・医師や専門の看護師に自社の製品の説明ができるようしっかりと勉強する必要がある。

・求人内容も専門性を問われるため、取り扱っている製品の領域での勤務経験が必要。

上場企業産業保健師(上場企業)

義理の妹が働いていましたので、後日インタビューをして掲載します。

大手保険会社(ア○ラック)

実際に応募して、書類選考通過。面接にて仕事内容を聞きお断りしました。

ア○ラックは私が入っている保険会社で、保険を契約したときに、代理店で保険の内容を聞いて契約しました。その印象が強かった為、店舗で客を待って来たお客さんに対して保険の説明をするという仕事内容と考えていました。准看護師の資格を保持しているので、病気の側面から保険に入るメリットを訴求できると考えていました。

面接では、仕事内容を詳しく話されました。

ア○ラック本社の保険提案の仕事は、店舗でお客さんを待って保険の説明をするということはありません。

知人や知り合いに、ア○ラックの保険を説明して契約するというのが仕事です。

そのため、面接では紹介できる知人や家族を含めて100人くらいいますか?など聞かれます。

家族や友人に保険をすすめるなんてことはしたくないので、その場でお断りしました。

給与に関しては、転職エージェントと同じスタイルです。

基本給は高くなく、成約数を稼ぐことで歩合やインセンティブをつけて稼ぐイメージです。

メーカー系医療システム会社(システム営業)

私が実際に勤めた経験があります。

看護師の資格を活かせる色々な会社の面接を受けましたが、1番条件が良かったので内定承諾しました。

給与明細に関しては、こちらの記事で紹介しています。

ナースプラス
看護師から一般企業へ転職する3つのメリット。企業で働いた本音 | ナースプラス 高校から看護学校へ進学し、看護師の資格を取得した後病院に勤務すると、なかなか一般企業で働く機会がありません。この記事では、医療機関や介護施設で看護職として働いて...

土日祝日休み。月収40万円以上。残業なし。ノルマなしの会社でした。

ここまで聞くと、ホワイト企業感がありますが、働いてみないとわからないことがあります。

ベンチャー企業でしたが、製品のマーケティングが弱く、製品を知っている医療機関がない為、営業部のマンパワーで製品の紹介をするしかない会社でした。

会社のホームページを見ても、何をしている会社かわからず、製品の導入事例もない、LPもない。

マーケティング戦略を出しても、営業は足で稼げという社風で改善の余地がない。

ノルマはないが、契約が取れないと詰められるというそんな会社です。

営業部の離職率は高く、1年で60%が離職するという感じでした。

看護師から転職しやすい業種はあるが、働きやすいかは別問題

今回は、看護師から一般企業に転職する際に、転職しやすい業種についてまとめました。

病院も一般企業も同じで、結局働いてみないと職場内の雰囲気は分かりません。

しかし、給与が高く夜勤もないので、ライフスタイルの向上につながります。

転職サイトを確認して、魅力的な求人がある場合に、応募してみるといいと思います。

私が使っている転職サイト

ナースパワー

実際に私が使っている転職サイトです。

まずは、ナースパワー です。

前回、こちらの転職サイトを使いました。

病院や介護施設は勿論、一般企業も紹介いただけました。

私が紹介してもらったのは、上場企業のユニ・チャームです。

応募条件は、40歳未満。

看護師の病棟での実務経験や介護施設での実務経験を問われます。

担当の方もとても親切で、丁寧に助言いただけました。

ナースパワーからは、5名内定しているそうです。

ユニ・チャームの他にも、看護師の資格を必要とする一般企業の取り扱いがあるので、無料ですので登録しておくといいでしょう。

dodo

次に紹介するのは、一般企業の取り扱いが多いdoda です。

上場企業の取り扱いも多いため、登録して検索してみると医療を軸に転職できそうな会社も多いため、参考になります。

転職サイトへの登録は無料なので、登録して求人を見てみると意外な気づきがあり勉強になります。

是非登録してみてください。

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この記事を書いた人

監修:ちひろ
2003年准看護師免許取得。透析室、回復期リハ、療養型病棟、特別養護老人ホームなどの看護職、事務長として日帰り手術クリニックの開業支援などを経験。その後、病院や社会福祉法人の法人運営へフィールドを移す。病院の運営として定着率や離職率の分析などの人事的な動きや特養などの予算作成などを経験。スキルを基に、東証一部上場企業(東証プライム)や医療システム会社などに転職。
趣味は転職。
病院から介護施設、一般企業も含めて転職回数は10回以上です。
1回の転職で10社くらいの面接を受けるため、面接は100回くらい受けています。

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