病院以外の看護師の転職先は?特養で働く看護師の本音。年収は600万以上。仕事内容は?

病院以外で転職したいと考えた時に、候補の一つとして挙がるのが『特養』だと思います。では、実際に働くことをイメージする際に特養とはどのような施設なんでしょうか?この記事では、実際に特養で働いた経験を基に、特養について解説します。また、看護師で働く際に必要な特養の情報を掲載しています。この記事を読むことで特養がどんな施設かと働くイメージをつかむことができます。

この記事では、私が特別養護老人ホームで働いていた頃の経験と、特養の事務として給与計算をしていた経験を基にその内容を掲載しています。また、特養の転職を考えている看護師の方へ、看護師が働くうえで必要な情報をまとめています。

この記事は看護師ライターが執筆しています。

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目次

特別養護老人ホーム(特養)とはどういった施設か?難しいことを抜きに看護師が働くうえで必要な情報のみ解説

特別養護老人ホーム(特養)の入所条件は、原則として年齢65歳以上で、介護保険の要介護認定で「要介護3」以上の認定を受けた方です。
ただし、特定疾病のある要介護3以上の方であれば年齢40~64歳でも入所可能となります。

特養では寝たきりの方など介護度が重度の方も受け入れています。

しかし、看護師の24時間体制での配置は義務付けられていないため、看護師の仕事として夜間のオンコールを頼まれることが多いです。

私が特養の現場で働いていた頃は、独身だったため月の半分はオンコールの係をしていました。

看護師の特別養護老人ホームでの仕事内容

特別養護老人ホームは、重度の介護が必要な方が入所しています。

私が、特養で看護師として働いていた頃の仕事内容です。

・経管栄養

・吸引

・病院受診介助

・内服管理

・内服薬のセット

・軟膏や湿布薬などドクター指示の施行

・ドクター回診・指示受け

基本的に看護師は、事務室に常駐し経管栄養と看護処置の為に部屋を巡回します。

食事介助・おむつ交換、入浴介助やトイレ誘導などの介護ケアは、介護士さんが行います。

特別養護老人ホームの人員配置基準 ユニット型特養・従来型特養

ユニット型特養の介護職員の配置基準は、従来型特養と同様に「常勤換算方法で3:1以上の介護職員又は看護職員を配置」となっています。

例えば、ご入居者の定員が100人の場合、施設全体で最低33.3人の介護職員または看護職員の配置が必要です。

さらに上記の基準に加えて、ユニット型特養の場合は以下の3つの基準が設定されています。

※現在はユニット型特養を推奨されています。そのため、新しい特養はユニット型で公募が出るため、ユニット型特養に移行しつつあります。

ユニット型特養に定められている配置基準

  • 「日中は1ユニットごとに常時1人以上の介護職員又は看護職員を配置」
  • 「夜間は2ユニットごとに1人以上の介護職員又は看護職員を配置」
  • 「ユニットごとに常勤のユニットリーダーを配置」

1つのユニットに9部屋ある場合を想定すると、日中に3名ほど介護職員が常駐しています。

特別養護老人ホームの給与について

各社会福祉法人の考え方で、利益に対する給与配分は違いますがおおむねの話をします。

私が勤めていた社会福祉法人は、80床クラスの特別養護老人ホームと地域密着型特別養護老人ホームの2つ施設を運営していました。

事務長代理として、法人の数字を見ていたため職員全員の給与計算や介護保険料の売り上げ、処遇改善加算の申請、次年度予算の作成などをしていました。

介護保険料は、地域差の誤差が少しだけありますが、全国どこの施設もほぼ一定額です。

介護の重症度が高い方、要介護5の方が多くなると施設の売り上げが上がります。

ここからの年収はあくまで私が勤めていた社会福祉法人ですが、介護保険料が全国でもほぼ一定の事を考えると大きなずれはないかと思います。

特別養護老人ホームの職種別年収

施設長:850万円

事務長:500万円

看護師長:750万円

正看護師(5年以上):600万円

介護士長:700万円

ユニットリーダー:600万円~500万円

事務長代理の当時の私:430万円

処遇改善加算で、職員全員の給与を入力していた時に一番驚いたのは、

ユニットリーダーと介護士長の給与です。

500万を超えています。びっくりしました。

特別養護老人ホームの看護師の給与も病院に比べて高めでした。

もちろん夜勤はありません。

条件の良い介護施設を探してみてはいかがでしょう?

転職サイトは、無料で登録できて、キャリアアドバイザーの方が病院の雰囲気なども教えてくれます。

まずは、登録して、自分に合った施設を紹介してもらってみてください。

内定が出た後に、転職するのも遅くはないです。

ナースパワー

実際に私が使っている転職サイトです。

まずは、ナースパワー です。

前回、こちらの転職サイトを使いました。

病院や介護施設は勿論、一般企業も紹介いただけました。

私が紹介してもらったのは、上場企業のユニ・チャームです。

応募条件は、40歳未満。

看護師の病棟での実務経験や介護施設での実務経験を問われます。

担当の方もとても親切で、丁寧に助言いただけました。

ナースパワーからは、5名内定しているそうです。

ユニ・チャームの他にも、看護師の資格を必要とする一般企業の取り扱いがあるので、無料ですので登録しておくといいでしょう。

レバウェル看護

レバウェル看護に名称が変更しましたが、『看護のお仕事』時代に使っていました。

求人数も多いため、条件の良い求人も見つけやすいです。

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この記事を書いた人

監修:ちひろ
2003年准看護師免許取得。透析室、回復期リハ、療養型病棟、特別養護老人ホームなどの看護職、事務長として日帰り手術クリニックの開業支援などを経験。その後、病院や社会福祉法人の法人運営へフィールドを移す。病院の運営として定着率や離職率の分析などの人事的な動きや特養などの予算作成などを経験。スキルを基に、東証一部上場企業(東証プライム)や医療システム会社などに転職。
趣味は転職。
病院から介護施設、一般企業も含めて転職回数は10回以上です。
1回の転職で10社くらいの面接を受けるため、面接は100回くらい受けています。

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